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子猫を迎えたとき、心配ごとの上位に来るのがトイレです。ただ、教え込む必要はほとんどありません。猫は砂の感触を足で確かめると、自分から掘って埋めようとします。野生だった頃、においと跡を消して天敵に見つからないようにしていた名残です。
やることは「教える」より「覚えやすい状況を作る」ほうに近い。以下の5つは、その環境を整える手順です。
いつから始められるか
生後4〜5週で、多くの子猫はトイレを使えます。もっと早く覚える子もいます。母猫が埋めるところを見て、真似るからです。
生後1か月に満たない子猫は、自力で排便できないことがあります。親とはぐれた子を育てている場合は、食事のたびに柔らかいティッシュなどで刺激してやる必要があります。判断に迷うなら、獣医師に相談してください。
手順1. 行動できる範囲を狭くする
最初から家じゅうを自由にさせないでください。部屋を1つに絞り、そこにごはん、水、寝床、おもちゃ、そしてきれいなトイレを置きます。
範囲を狭くする理由は2つあります。粗相の起きる場所が減ることと、子猫にとって縄張りが把握しやすくなることです。広すぎる家は、子猫には落ち着かない場所になります。
手順2. トイレを汚れたままにしない
猫は汚れたトイレを嫌います。特に、他の猫が使ったあとのトイレは避けがちです。覚えている最中の子猫なら、なおさらです。
- 毎日取り除く。覚えるまではこまめに
- 頭数+1個を用意する。2匹なら3個
- 置き場所は狭い家で、猫のトイレをどこに置くかを参考にしてください
ついでに、トイレ代わりになりそうな場所もなくしておきます。床置きの大きな観葉植物は、子猫には格好の砂場に見えます。覚えるまでは別の部屋に移すか、外に出してください。
手順3. 食後と寝起きに、トイレへ置く
起きたあとと、ごはんのあと。この2つのタイミングで、子猫をトイレの中にそっと置きます。多くの場合、これだけで場所を覚えます。
うまく使えたら、その場でほめてください。叱るより、ほめるほうが定着します。
手順4. 砂を食べないか見ておく
最初のうち、砂を口に入れる子猫がいます。たいていは好奇心によるもので、すぐ飽きます。
ただし固まるタイプの砂は、飲み込むと腸で詰まることがあります。見ていられない時間があるなら、覚えている間は固まらないタイプを使うほうが安全です。砂の選び方は子猫に使ってよい猫砂にまとめました。
食べ続けるようなら、獣医師に診てもらってください。飲み込んだ疑いがあるときは、様子を見ずにすぐ連れて行きます。
手順5. 失敗は起きるものとして扱う
粗相は必ず起きます。大事なのは、起きたときの扱い方です。
鼻を押しつける、大声を出す。どちらも効果がないうえ、子猫を怖がらせるだけです。トイレそのものを怖い場所として覚えてしまうと、かえって遠回りになります。
便をトイレ以外でしたときは、紙で拾い、子猫を連れてトイレの中へ入れます。においと汚れは、ペットに使える洗剤で落としてください。残ったにおいが次の粗相を呼びます。落とし方は部屋が猫のおしっこ臭いときの消し方に書きました。
自動猫トイレを使う場合
体重 1.36kg 未満の子猫には、自動で動かさないでください。Litter-Robot 4 は、体重が 1.36kg 以上になると自動で回るためです。
それより軽いうちは、電源を切って使います。子猫が使ったのを見てから電源を入れ、1回転したら切る。この方法なら、安全を確保しながら小さいうちから慣らせます。
自動猫トイレでは固まるタイプの砂を使います。手順4で書いたとおり、砂を食べる癖がある間は向きません。食べなくなってから切り替えてください。切り替え方は猫砂を切り替える時期とやり方にあります。
まとめ
- 生後4〜5週から使える。教えるより、覚えやすい環境を作る
- 行動範囲を狭くし、トイレをきれいに保つ。頭数+1個
- 起きたあと・食後にトイレへ置き、うまくいったらほめる
- 砂を食べる間は、固まるタイプを避ける。続くなら受診
- 粗相は叱らない。においを残さず落とすほうが効く
- 自動猫トイレは 1.36kg 未満なら電源を切って使う