猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないか

黒い Litter-Robot 4 に入る白黒の猫

読了 約5分

消臭剤を置いても、スプレーをしても、猫のトイレのにおいが消えない。よくあることです。

原因はたいてい、順番を間違えていることにあります。消臭グッズは「残ったにおいを下げる」ものであって、「においを出しているものを消す」ものではありません。

この記事はトイレ本体と、その周りの空気の話です。床やカーペットにしみた尿については部屋が猫のおしっこ臭いときの消し方を、何のにおいか分からない場合猫のトイレが臭う原因と対策をご覧ください。

消臭には順番がある

効く順に並べるとこうなります。上ほど効果が大きく、下にいくほど「残りを下げる」役割になります。

  1. 出したものを早く取り除く
  2. 猫砂を全量入れ替える
  3. トイレ本体を洗う
  4. 密閉して漏らさない
  5. 消臭グッズで残りを下げる
  6. 換気して滞留させない

5 番から始めても効きません。 逆に、1 から 4 がきちんとできていれば、5 はほとんど要らなくなります。

1日1〜2回、取り除く

これが全体の8割です。 におい対策で他に何をしても、ここが空いていれば追いつきません。

尿の固まりも便も、トイレの中にある時間が長いほど細菌が分解を進め、においの成分が増えていきます。朝と夜の2回を目安にしてください。

取り除いたものは、袋の口をしっかり縛ってからゴミ箱に入れます。ゴミ箱の中で開いたままだと、片づけた意味が半分になります。

多頭飼いで追いつかない場合は、片づけを自動でやる仕組みを検討する段階です。

猫砂の全量交換はどのくらいの頻度か

固まる砂を使っていて、毎日きちんと取り除けているなら、目安は2〜4週間に1回です。ただし次の条件で早まります。

  • 頭数が多い
  • 湿度が高い時期(日本の梅雨から夏は不利)
  • 固まりが崩れやすい砂を使っている
  • 砂の量が少ない(尿が底まで届いて、固まりが底に貼り付く)

「まだ使える」と思っても、洗って乾かした本体に新しい砂を入れると、においが明らかに違います。 判断に迷ったら替えどきです。

継ぎ足しだけで何か月も使うのは避けてください。取り除ききれなかった細かい粒が少しずつ残り、におい戻りの原因になります。

トイレ本体を洗う

砂を替えるときに、本体も洗います。

  • 砂を全部出す
  • お湯と中性洗剤で洗う
  • 完全に乾かしてから新しい砂を入れる
塩素系漂白剤は使わないでください。 においが強まることがあり、猫がその場所をトイレとして認識し直してしまう場合もあります。クエン酸などの酸性のものと塩素系を混ぜると有毒ガスが出ます。 同時に使わないでください。

乾ききらないうちに砂を入れると、翌日にはにおいが戻ります。急いでいる日ほど、ここを飛ばしがちです。

プラスチックは細かい傷ににおいが残ります。何年も使っていて、洗ってもにおいが取れないなら、それは洗い方ではなく本体の寿命です。

消臭グッズは何が効くのか

ここでようやくグッズの話になります。1 から 4 ができている前提で読んでください。

効き方 注意
置き型の消臭剤 空気中に漂っている分を下げる。トイレの近くに置く 密閉された家具の中では効かない。空気が動く場所に
重曹 アンモニアなど酸性のにおいを中和する 新しい砂に薄く一層混ぜる。上から振りかけない。粉が増えるだけ
活性炭 においの分子を吸着する トイレの中ではなく、近くに置く。砂に混ぜない
クエン酸水 アンモニア臭を中和する 本体を拭くときに。塩素系と混ぜない
消臭スプレー 使った瞬間だけ下がる 猫が直接吸い込む場所に噴かない。香りでごまかすタイプは逆効果
カーボンフィルター 使用済みの砂をためる部分のにおいを抑える 対応する製品でのみ

香りつきのものは慎重に選んでください。 香料は猫砂のにおいと混ざると、かえって不快になりがちです。そして猫は人よりずっと嗅覚が鋭く、強い香りを嫌ってトイレに入らなくなることがあります。 粗相の原因を自分で作ってしまう形です。

猫がいる部屋で避けたいもの

精油(アロマ)を焚くのは避けてください。 猫は一部の成分をうまく代謝できず、体調を崩す例が報告されています。ディフューザーで部屋に広げるのは特に避けたい使い方です。

強い芳香剤も同じ理由で控えめに。 においを「足して隠す」方向は、猫にとっても人にとっても良い結果になりにくい方法です。

固まるのが速い猫砂を選ぶ

尿が広がる前に固まってしまえば、においの出る面積が小さくなります。

固まりが崩れる砂だと、取り除いたつもりでも底に残り、トイレ全体ににおいが移ります。「こもった砂のにおい」の主な原因がこれです。

素材ごとの傾向は猫のトイレが臭う原因と対策にまとめました。消臭をうたっていても、固まる力が弱ければ結果は出ません。

片づけまでの時間を短くする

ここまでの話を一言でまとめると、においの量は「汚れがトイレの中にある時間」でほぼ決まります。

1日2回片づけられるなら、それで足ります。難しいのは、日中に家を空ける場合と、多頭飼いの場合です。片づけに行けない時間が長いほど、他の対策でどうにかする部分が増えます。

Litter-Robot 4 は猫が出たあとに自動で片づけ、使用済みの砂を密閉された引き出しにためます。カーボンフィルターも取り付けられます。片づけの回数ではなく、片づけまでの時間を短くするという解き方です。

便のにおいが特にきついとき

便のにおいは短時間で消えるのが普通です。いつもより明らかにきつい、それが続くという場合は、におい対策の話ではなくなります。

食べ物が変わった直後であれば一時的なこともありますが、下痢や軟便をともなう、回数が変わった、血が混じるといった様子があれば、動物病院にご相談ください。

それでも臭う場合に見るところ

  • 本体が完全に乾く前に砂を入れていないか
  • においの元がトイレではなく、床・壁・家具にないか(トイレを動かして下を確認)
  • トイレが密閉された家具の中に入っていないか(空気が動かないと閉じ込めるだけ)
  • 頭数に対してトイレの数が足りているか
  • 猫砂が減ったまま使っていないか

ここまで確認して残るにおいは、たいていトイレの外にあります。次は部屋が猫のおしっこ臭いときの消し方をご覧ください。

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この記事は Whisker(Automated Pet Care Products, Inc.)の記事(著者: Emily Johnson)をもとに、日本向けに再構成したものです(原文を読む)。

においを元から減らす

においの元は、汚れがトイレに留まっている時間です

Litter-Robot 4 は猫が出たあとに自動で片づけ、使用済みの砂を密閉された引き出しにためます。

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