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猫砂の量は、意外と結果を左右します。同じ砂を使っていても、量が合っていないだけで固まらなくなり、においが出ます。
かといって「多めに入れておけば安心」でもありません。多すぎると別の問題が起きます。
もう一つ、適量はトイレの型でも変わります。箱型・システムトイレ・自動トイレで入れ方が違うので、それぞれの目安はトイレの型ごとの入れ方にまとめました。
少なすぎるとどうなるか
尿が底まで届いてしまいます。
固まる猫砂は、尿を吸って塊を作ることで機能します。層が薄いと、尿は塊になる前に底に達して、そこに貼り付く。
こうなると、スコップですくっても崩れて底に残ります。取り除けていないのでにおいは出続けますし、プラスチックの傷に色とにおいがしみ込みます。
「消臭タイプを使っているのに臭う」という場合、原因が砂の性能ではなく量だったことがよくあります。
多すぎるとどうなるか
今度は猫が砂を掘って外に出します。
猫は用を足す前後に砂を掘ります。縁の高さいっぱいまで入っていると、その動作で外に飛ぶ。飛び散りの多くは、これが原因です。
ほかにも、重くなって手入れがしにくい、底の砂がいつまでも入れ替わらない、猫が足場を不安定に感じて嫌がる、といったことが起きます。
目安は深さ5〜7cm
箱型の一般的な猫トイレなら、5〜7cm が目安です。よく掘る猫なら 7〜10cm まで増やしてかまいません。入ってから長く掘り続けるタイプの猫は、深さがあるほうが落ち着きます。
大事なのは、「何 kg」ではなく「深さ」だということ。素材によって同じ重さでもかさが違うので、袋の表示ではなくトイレの中を見て決めてください。
頭数が増えても、深さは変えない
2匹でも3匹でも、入れる深さは同じです。変わるのは減る速さだけ。頭数が増えるほど取り除く量が増えるので、継ぎ足しの頻度が上がります。
「多頭飼いだから深めに」は不要ですし、むしろ飛び散りが増えます。深さは据え置き、補充の回数で対応してください。
トイレの型ごとの入れ方
| 型 | 入れ方 |
|---|---|
| 箱型(一般的な猫トイレ) | 深さ 5〜7cm。よく掘る猫は 7〜10cm |
| システムトイレ(すのこ+シート) | すのこの上に薄く。製品の指示に従う。厚く入れると尿がシートまで落ちない |
| 自動トイレ | 本体の給砂の目安線まで。入れすぎない |
システムトイレを箱型と同じ感覚で深く入れると、機能しません。尿がすのこを通ってシートに落ちる構造なので、砂が厚いと途中で止まってしまいます。
自動トイレも入れすぎは禁物です。Litter-Robot 4 には内側に給砂の目安線があり、そこまで入れます。多いとふるい分けがうまくいかず、少ないと固まりが底に貼り付く。
トイレの型と砂の対応は結局どの猫砂がいいのかにまとめました。
継ぎ足しはいつするか
「◯日おき」ではなく、深さで判断してください。
固まりを取り除けば、そのぶん砂は減ります。取り除いたあとに深さが目安を下回っていたら、その場で足す。それだけです。
全量の入れ替えは別の話で、固まる砂なら2〜4週間に1回が目安です。詳しくは猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないかで扱っています。
量を増やせばにおいは減るか
ある程度までは、減ります。足りない状態から適量にすると、固まりが底に届かなくなるぶん明確に変わります。
ただし、適量を超えて増やしても効果はほぼありません。 増えるのは飛び散りと重さだけです。
においが気になるなら、まず深さが足りているかを確認する。次に取り除く回数を増やす。それから全量交換の間隔を見直す。消臭グッズはそのあとです。
子猫・高齢の猫の場合
子猫は砂を口に入れることがあります。深く入れることより、砂の種類を見直すことと、食べていないか観察することを優先してください。
高齢の猫や脚に負担のある猫は、砂を厚く入れると足元が不安定になります。やや浅めにして、縁の低いトイレを使うほうが入りやすい。
よくある質問
袋に書いてある量どおりに入れればいいのでしょうか。 トイレの大きさが違うので、袋の表示は目安になりません。深さで見てください。
一度に全部入れ替えるとき、どれくらい必要でしょうか。 トイレの底面積に 5〜7cm を掛けたぶんが目安です。大きいトイレほど多く要りますし、そのぶん砂の消費も増えます。買う前に見ておいてください。
減りが早い気がします。 固まりを取り除けば減ります。それとは別に、飛び散りで失われている分があるかもしれません。トイレの周りに砂が落ちているなら、量ではなく飛び散り対策の問題です。