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トイレのまわりに砂が散る。スリッパの裏でじゃりじゃりする。気がつくと廊下まで運ばれている。
猫と暮らしていれば避けにくいことですが、闇雲に対策を足しても効きません。原因は大きく4つあって、どれが効いているかで打つ手が変わるからです。全部やる必要はありません。
まず、どこに落ちているかを見る
見分け方は単純で、砂がどこに落ちているかでだいたい分かります。
| 落ちている場所 | 原因 |
|---|---|
| トイレのすぐ横に、まとまって | 猫が掘って外に飛ばしている |
| 離れた場所まで点々と | 足や毛について運ばれている |
| 縁の低い側、開口部の正面に集中 | トイレの形が合っていない |
| どこにでも薄く、粉っぽさもある | 粒が細かい、または軽い |
長毛の猫だと運ぶ量が増えますが、これは掘り方とは関係ありません。足の裏の毛に挟まって出ていくだけです。
砂そのもので変わる
粒が大きいほど散りにくく、軽いほど遠くまで飛びます。木やシリカゲルは粒が大きいぶん有利で、紙は軽さが裏目に出ることがあります。粉が立ちやすい製品はどこにでも薄く広がるので、「低粉塵」と書かれたものを選ぶと違います。
ただ、いいことばかりではありません。粒を大きくすると散りにくくなる代わりに、固まる力とにおいの抑え方は落ちる傾向があります。
においを優先するなら、砂は変えずに飛び散りのほうを別の手で受け止めたほうが早い。素材ごとの性格は結局どの猫砂がいいのかにまとめました。
入れすぎていないか
縁の高さいっぱいまで入っていると、猫が砂をかける動きでそのまま外に出ます。目安は深さ5〜7cm、よく掘る猫でも7〜10cmまで。ここが多すぎるだけ、というケースは案外あります。
逆に減らしすぎると別の問題が出ます。尿が底まで届いて固まらず、においが残る。「飛び散るから減らそう」は、行き過ぎると逆効果です。量の考え方は猫砂はどれくらい入れればいいかで詳しく扱いました。
トイレの形と、置き場所
縁が低く開口部が広いほど、外に出やすくなります。縁の高いものにすれば掘って飛ばすぶんは減りますし、フード付きなら飛んだ砂を内側で受け止めてくれます。上から入る型は飛び散りにはかなり強い。
ただしフード付きはこまめに洗って換気させることが前提ですし、上から入る型は高齢の猫や脚に負担のある猫には向きません。入りやすさを削ってまで飛び散りを止めるのは、割に合いません。 床の掃除は後から取り返せますが、猫がトイレに入らなくなると取り返すのに時間がかかります。
置き場所も効きます。人の動線上にあると、猫が運び出したぶんに加えて、人が踏んで広げるぶんが乗る。毛足の長いラグの上は避けてください。繊維に入り込むと掃除機でも取りにくくなります。壁際の角に寄せて二方向を塞ぐだけでも、飛ぶ方向が減ります。
出口で受け止める
足について出るぶんは、出口で落としてしまうのがいちばん確実です。
置き方には少しコツがあります。トイレの出口に密着させること。隙間があると、そこを飛び越えて着地されます。それから、猫が着地して数歩あるくだけの長さを取ること。短いと落ちきりません。
洗うのは週に一度で十分です。マットの構造による向き不向きは猫砂マットの選び方にまとめました。
掃除は、集めてから吸う
砂をいきなり掃除機で吸うと、機種によっては内部を傷めます。鉱物系は特に細かい粒が入り込むので、ほうきかハンディモップで集めてからにしてください。硬い床なら乾いたモップが速く、毛足の短いマットには粘着ローラーが効きます。
トイレの下に大きめのトレイを敷いておくと、掃除の範囲がそこで閉じます。
発生をゼロにはできない以上、掃除しやすくしておくことも立派な対策です。10分かかっていたものが1分になれば、続きます。
自動トイレの場合
猫が出たあとに自動で片づくので、汚れた砂が蹴られる時間そのものが短くなります。ただ、飛び散りを止める製品ではありません。掘って飛ばすぶんは変わらず残ります。
Litter-Robot 4 には、出口まわりに落ちる砂を受けるアクセサリーとして、トラップマットとカーペットトレイの2種類をアクセサリーで扱っています。
入れすぎに注意なのは普通のトイレと同じで、給砂の目安線を超えると動作のたびに外へこぼれます。
まとめ
- 原因は4つ。どこに落ちているかを見れば、どれかが分かります
- 粒を大きくすると散りにくいが、固まる力とにおいは落ちる
- 深さ5〜7cm。入れすぎも減らしすぎも問題になる
- 入りやすさを削ってまで止めない
- マットは出口に密着させ、数歩ぶんの長さを取る
- 掃除機の前にほうきで集める