読了 約3分
多頭飼いで最初にぶつかるのが、トイレをいくつ置くかという問題です。
よく言われる目安は「猫の数プラス1」。2匹なら3つ、3匹なら4つです。
数字だけ見ると、多いと感じるかもしれません。日本の住まいでは、目安どおりの数を置けない家のほうが多いはずです。だからこそ、なぜその数なのかを先に知っておく価値があります。
そもそも共用してよいのか
共用はできます。ただ、おすすめはできません。
猫は場所に対する意識が強い動物です。ほかの猫の臭いが残っている場所を避ける猫がいます。その結果、トイレ以外の場所で用を足すようになります。
つまり「共用できるかどうか」は猫の組み合わせ次第で、できない猫がいたときに初めて分かるという厄介さがあります。2匹での共用については2匹で猫トイレを共用してよいかに詳しく書きました。
足りないと何が起きるか
取り合いが起きる
数が足りないと、猫同士が順番を待つことになります。待てない猫は別の場所を探します。
とくに、通り道にトイレがあると待ち伏せの形になります。使っている猫からすれば、出口を見張られている状態です。これを繰り返すと、そのトイレ自体を避けるようになります。
我慢が長くなる
順番待ちや気まずさで、使うのを先延ばしにする猫が出てきます。
我慢が続くこと自体が体によくありません。トイレに行く回数が減った、行っても出ていないようだという様子があれば、数の問題ではなく体の問題かもしれないので、動物病院で診てもらってください。
汚れるのが早い
単純な話ですが、2匹で1つを使えば汚れる速度は倍です。汚れているトイレは使われなくなります。
置ききれない家ではどう考えるか
プラス1を守れないときは、次の3つを優先して工夫します。
まずは、トイレ同士を離して置きます。2つを並べて置いても、猫にとっては「1か所」です。別の部屋、別の階に分けると、同じ数でも機能が変わります。
行き止まりには置かないこと。出口がひとつしかない場所は避けてください。逃げ道のない場所を、猫は嫌います。
そして、こまめに片づける。 数を増やせないなら、掃除の回数で補うしかありません。Litter-Robot 4 は猫が出てから動き、クリーニングサイクルは約2分で終わります。次の猫が来たときには、きれいな砂の面になっています。
ただし1台につき最大4匹までが推奨です。それを超える頭数なら、台数を増やすことになります。何匹なら何台必要かはLitter-Robot 1台で何匹まで使えるかにまとめました。
置き場所の割り振り
多頭飼いでは、数と同じくらい配置が効きます。
猫がそれぞれ過ごしている場所から、行きやすい距離にあるか。上下階に分かれて暮らしているなら、それぞれの階に必要です。
高齢の猫がいる家では、その猫の行動範囲に1つあることが特に大事になります。遠いと我慢します。
置き方の基本は狭い家で、猫のトイレをどこに置くかに書いています。
掃除は「全部を同じ日に」やらない
多頭飼いで全部のトイレを同じ日に丸洗いすると、その日だけ猫の臭いの手がかりが一斉に消えます。落ち着かなくなる猫がいます。
日をずらして順番にやるほうが穏やかです。
まとめ
目安は頭数プラス1。理由は、取り合いを避けること、我慢させないこと、汚れる速度に追いつくことの3つです。
置ききれないなら、数より先に「離して置く」ことを優先してください。そのうえで、こまめな掃除で足りない分を補います。
トイレの選び方そのものは多頭飼いのトイレ選びにまとめています。