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自動猫トイレは機種によって作りが違います。同じ「自動」でも、汚れの分け方から違う。
ここではカタログの機能名ではなく、暮らしのどこに効くかで7つに並べ直しました。当店は Litter-Robot を扱っていますが、選ぶ基準そのものは他の機種でも変わりません。
買うかどうかの判断そのものは、自動猫トイレは値段に見合うかにまとめました。
1. 回すか、かき出すか
ここがいちばん大きい違いです。本体ごと回してふるいで分ける回転式と、熊手のような部品が砂の中を通って固まりをかき集めるレーキ式があります。
レーキ式は詰まりやすい。 かき集める部品に固まりが付くと、そこを洗う作業が発生します。スコップ作業をなくすために買ったのに、別の作業が生まれるわけです。
迷うなら回転式のほうが無難だと思います。
2. 引き出しにどれだけ入るか
ここが小さいと、結局こまめに捨てに行くことになります。数日ぶんしか入らない機種だと、スコップの代わりに引き出しを空ける作業が同じ頻度で来る。何のために買ったのか分からなくなるので、容量は先に確認してください。
多頭飼いなら頭数ぶん早くたまります。1匹の想定で書かれた日数を、そのまま当てにしないほうがいいです。
3. においを閉じ込める構造
においの量は「汚れがトイレの中にある時間」でほぼ決まります。自動トイレはそこを短くしますが、取り除いた汚れをどこに置くかでも変わってきます。
引き出しが密閉されているかどうか。ただ下に落とすだけの構造だと、そこからにおいが出ます。あとはカーボンフィルターに対応しているかどうか。
においの仕組みそのものは猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないかにまとめました。なお、自動トイレを入れても砂の全量交換と本体の清掃はなくなりません。
4. 猫が入れる大きさか
体が大きい猫は、普通のトイレでも窮屈そうにしています。自動トイレは構造上、開口部の大きさが決まっているので、大きい猫ほど先に確認しておく必要があります。
5. 静かさ
寝室の近くに置くなら、これは外せません。猫は夜中にもトイレを使うので、動作音が大きいと、猫が出てから数分後に音が鳴ることになります。
見るところは動作音そのものと、時間帯で止められるかどうか。夜間は動かさない設定ができる機種なら、寝室に置いても問題になりにくいです。
6. アプリで何が見えるか
Litter-Robot 4 の場合、記録されるのは体重と使用回数(訪問回数)です。無料で見られるのは週単位で、月・年の表示は有料の Whisker+ の機能になります。
通知が届くのは、廃棄ドロワーが満杯になったとき、本体のステータスやエラー、猫砂の残量が少なくなったとき、それと IFTTT で自分が組んだもの。この4つだけで、「いつもと違う」を判定する機能はありませんし、閾値を設定する画面もありません。
記録が残ることの価値は、あとから見返せることです。気づくのは飼い主で、判断するのは獣医師。
Wi-Fi はアプリを使う場合に必要なもので、本体だけなら電源があれば自動清掃は動きます。
7. 壊れたときの話
毎日使うものなので、先に見ておく価値があります。保証期間があるか。部品だけ交換できるか。日本語で問い合わせられるか。
本体ごと買い直しになる機種と、部品で直せる機種があります。当店では交換部品を扱っていますが、直して使い続けられるかどうかは、長い目で見ると価格差より効いてきます。
使う砂も条件のうち
7つとは別に、忘れられがちな前提があります。
ふるい分ける仕組みである以上、固まる砂が必要です。 システムトイレ用の砂、紙や木のペレットなど固まらないものは使えません。いま固まらない砂を使っているなら、本体と一緒に砂も切り替えることになります。
素材ごとの違いは結局どの猫砂がいいのか、切り替え方は猫砂を切り替える時期とやり方にまとめました。本体と砂を同時に変えるのは負担が大きいので、先に砂だけ切り替えておく手もあります。
まとめ
- 回転式かレーキ式か。レーキ式は詰まると洗う作業が生まれる
- 引き出しの容量。小さいと、捨てに行く頻度がスコップと変わらない
- 密閉とフィルター。取り除いたあとの置き場所でにおいが変わる
- 開口部と設置寸法。実寸で測る
- 静かさと、夜間に止められるか
- アプリは記録するだけ。 健康を判定する機能ではない
- 保証と、部品で直せるか
- 固まる砂が要る。使っている砂しだいでは、砂の切り替えから始まる