自動猫トイレは値段に見合うか。かかるお金と、向いていない場合

部屋に置かれた黒い Litter-Robot 4 の中に座る茶トラの猫

読了 約5分

自動猫トイレは高い買い物です。Litter-Robot 4 は 148,000円(税込)で、普通の猫トイレの何十倍もします。

便利かどうかより先に、何にお金がかかるのか、何がなくならないのかを見ていきます。そのうえで、はっきり向いていない場合も挙げます。読んで「うちには要らない」と分かるなら、それがいちばん役に立つ結果だと思っています。

まず仕組み

難しいことはしていません。猫が入って出ていくと、一定時間待ってから本体がゆっくり回り、ふるいにかけて固まりときれいな砂を分けます。固まりだけが下の引き出しに落ち、本体は元の位置に戻る。次の猫は、きれいな砂の上で用を足せます。

待ち時間は固まるまで待つためのもので、既定は7分。アプリで変えられます。回り始めてから戻るまでは約2分です。引き出しは密閉されていて、いっぱいになったら袋ごと捨てます。

何がなくなるのか

スコップで固まりを取る作業がなくなります。これが全部です。

代わりに増えるのが、引き出しの袋を替える作業。頻度は頭数と使い方によりますが、週に1回程度になることが多いです。

もうひとつ、目に見えにくい変化があります。においの量は「汚れがトイレの中にある時間」でほぼ決まるので、猫が出てすぐ片づくと、においの出方そのものが変わります。この仕組みは猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないかにまとめました。

買うときにかかるお金

本体 148,000円(税込)/日本国内送料無料/30日間返金保証。 返金の条件は2つだけです。元の梱包に収められていること、レシートまたは購入証明書があること。返送料は当社負担で、返金は承認後10営業日以内に、お支払いいただいた方法でお返しします。

猫砂と、置き場所のマット類は別になります。マットは無くても使えますが、あると床の掃除が楽です。選び方は猫砂マットの選び方にまとめました。

使い続けてかかるお金

頻度の目安 備考
猫砂 減ったら足す 固まる砂が必要。足し方は普通のトイレと同じ
カーボンフィルター 定期的に交換 においを抑える部分。使わなくても動く
廃棄ドロワーライナー 引き出しを空けるたび 市販のゴミ袋でも代用できる

猫砂の消費が減るわけではありません。 固まりを取り除いて、減ったぶんを足す。これは普通のトイレと同じなので、自動だから砂が長持ちする、ということはありません。

電気代はここに含めていません。消費電力の数値が公表されておらず、確かめようがないためです。

向いている場合

日中に家を空ける方。片づけに行けない時間が長いほど、差が大きくなります。集合住宅でにおいの逃げ場がない場合も同じです。

多頭飼いも向いています。1匹が使ったあと、次の猫がきれいな砂で用を足せるからです。

それから、スコップ作業そのものが苦痛だという場合。これは十分な理由だと思います。

向いていない場合

下に当てはまる場合は、買わないか、条件が整うまで待ったほうがいいかもしれません。

固まらない砂を使っている。 システムトイレ用の砂、紙や木のペレットなど、固まらないものは使えません。ふるい分ける仕組みだからです。使うなら砂ごと切り替えることになります。素材ごとの違いは結局どの猫砂がいいのかを、切り替え方は猫砂を切り替える時期とやり方をご覧ください。

子猫がいる場合。 自動で動かすには体重 1.36kg 以上が必要で、それより軽いとセンサーが検知できない可能性があります。ただし使えないわけではありません。電源を切ったまま普通のトイレとして使い、子猫が使ったら電源を入れて1回だけ回す「半自動モード」があります。体重が足りるころには本体に慣れているので、そのまま自動に切り替えられます。子猫の砂の選び方は子猫に使ってよい猫砂にまとめました。

置き場所に電源がない場合。 動かすには電源が要ります。Wi-Fi はアプリを使う場合に必要なもので、本体だけなら電源があれば自動清掃は動きます。

置く場所の余裕がない場合。 奥行きが 68.6cm あります。実寸を測ってから決めてください。

猫が受け入れるか分からない場合。 ここは事前には分かりません。慣らし方は使い方ガイドと猫に慣れてもらうにはにまとめています。

誤解されやすいこと

アプリが病気を見つけるわけではありません。

通知が届くのは4つだけです。廃棄ドロワーが満杯になったとき。本体にステータスの変化やエラーが出たとき。猫砂の残量が少なくなったとき。そして IFTTT で自分が設定した条件を満たしたとき。「いつもと違う」を判定する機能はありませんし、閾値を自分で設定する画面もありません。

記録されるのは体重と使用回数(訪問回数)で、無料で見られるのは週単位です。月・年の表示は有料の Whisker+ の機能になります。

つまり、気づくのは飼い主です。 記録が残るので、あとから見返したときに「そういえば先週から回数が増えている」と気づくきっかけになる。その範囲のものです。判断するのは飼い主と獣医師で、機器ではありません。

「4匹に対応」でもありません。1台につき4匹までの使用を推奨しています。それ以上の頭数で使っている方もいますが、使用頻度とお手入れの頻度が増える点にご注意ください。アプリで個体別に記録できる上限も4匹ですが、これは別の話です。

飛び散りがゼロになるわけでもありません。猫が掘って外に出すぶんは残ります。対策は猫砂の飛び散りを止めるにまとめました。

試せるか

30日間の返金保証があります。使ってみて合わなければ返せる、ということです。

猫が受け入れるかどうかは事前に分からないので、この期間があること自体が判断材料になると思います。条件は上に書いた2つだけです。

まとめ

  • なくなるのはスコップ作業。代わりに週1回程度、引き出しの袋を替える
  • 本体 148,000円(税込)、送料無料、30日間返金保証
  • 猫砂の消費は減らない。 フィルターとライナーが加わる
  • 固まる砂が要る。固まらない砂を使っているなら砂ごと切り替えになる
  • 1.36kg 未満の子猫は、電源を切って使う「半自動モード」から始める
  • アプリは記録するだけ。 病気を見つける機器ではない
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この記事は Whisker(Automated Pet Care Products, Inc.)の記事(著者: Lori Gardner)をもとに、日本向けに再構成したものです(原文を読む)。

毎日の片づけをなくす

猫が出たあと、自動で片づきます

Litter-Robot 4 は使用済みの砂を密閉された引き出しにためます。スコップを持つ回数を減らしたい方へ。

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