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猫は、自分で店に行ってトイレを選ぶことができません。選ぶのは飼い主の側です。
そして、選び方を間違えると、猫は別の場所で用を足すようになります。これは性格の問題ではなく、条件が合っていないというだけの話です。
では何を見て選べばいいのか。順に見ていきます。
大きさ。大きいほうがよいが、限度がある
広いトイレのほうがよく使われます。ある調査では、標準的な大きさのものより、大きいトイレのほうが5割以上多く使われたと報告されています。
理由は単純です。中で無理なく向きを変えられる広さが要ります。猫は用を足す前後に掘り、位置を調整します。それができない広さだと、縁をまたいだ位置で出てしまいます。
そもそも猫がなぜ砂で用を足すのかは猫はなぜ砂に排泄するのかに書きました。掘って埋める動作が前提にあるので、広さが要ります。
目安としては、猫が中で1回転できること。体長のおよそ1.5倍の長さがあると、余裕をもって使えます。
ただし大きければよいわけではありません。縁が高すぎると、歳をとってから入れなくなります。関節に不調が出た猫にとって、高い縁はそれだけで使わない理由になります。
体が大きい猫、高齢の猫
大型の猫では、標準サイズがそもそも足りていないことがあります。大型の猫に合う猫トイレに詳しく書きました。
高齢の猫には、入口が低く、足元が滑りにくいものが向いています。高齢の猫がトイレを外すようになったらも合わせて読んでください。
深さ。砂を入れる量で決まる
砂は5センチから7センチくらい入れるのが一般的です。掘る猫ではもう少し要ります。
その深さを確保したうえで、縁まで余裕が残るものを選んでください。浅いトイレにたっぷり入れると、掘ったぶんがそのまま外へ出ます。
量の考え方は猫砂はどれくらい入れればいいかにまとめました。
囲うかどうか
フードの付いたタイプは、臭いが広がりにくく、砂も飛びにくくなります。
一方で、囲うと狭くなります。同じ外寸なら、中の使える広さは減ります。そして猫によっては、出口がひとつしかない空間を嫌います。多頭飼いで、ほかの猫に入口をふさがれた経験がある猫は特にそうです。
囲い付きが向く猫と向かない猫についてはフード付きの猫トイレを猫は嫌がるのかに、調査の結果を含めて書いています。
自動にするかどうか
自動トイレの利点は、猫が使ったあとの汚れをすぐ片づけられることです。
すくうのが1日1回なら、猫は1日ぶんの汚れの上で用を足すことになります。汚れているから使わない、という猫にはここが効きます。
Litter-Robot 4 は猫が出てから動き、クリーニングサイクルは約2分です。留守の間も掃除が繰り返されるので、帰宅時にもきれいな状態を保ちやすくなります。
ただし置く場所の条件は普通のトイレより厳しくなります。本体の奥行きは68.6センチあり、壁に接していると正しく動きません。置けるかどうかを先に測ってください。
自動トイレ全般の比較は自動猫トイレは本当に使えるのかにまとめました。
買ってから合わなかったとき
トイレを変えた直後に使わなくなることがあります。これは珍しくありません。
まず、古いトイレをすぐ捨てないでください。しばらく並べて置き、猫が自分で移るのを待ちます。
そのうえで変えられるのは、砂の種類、置き場所、砂の量、入口の向きです。本体を買い替える前に、この4つを一度ずつ試す価値があります。
慣らし方ははじめてのご案内にも書いてあります。
まとめ
見るのは、中で1回転できる広さ、入りやすい縁の高さ、砂を十分入れても縁に余裕がある深さ。この3つが基本です。
そのうえで、囲うか、自動にするかを決めます。
猫が使わないときは、猫ではなく条件を疑ってください。 それが解決へのいちばんの近道です。使わなくなったときの見方は猫がトイレを使わなくなったとき、まず確かめることにまとめています。