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床に水たまりができているのと、壁に筋がついているのとでは、起きていることが違います。
後者はスプレー行為です。トイレを使えていない問題ではないので、トイレを掃除しても止まりません。
粗相との見分け方
見分けるポイントは3つあります。
| スプレー | 粗相 | |
|---|---|---|
| 場所 | 壁、家具の側面、カーテンなど垂直な面 | 床、ラグ、ベッドなど水平な面 |
| 姿勢 | 立ったまま、しっぽを立てて震わせる | しゃがむ。トイレでの姿勢と同じ |
| 量 | 少ない。筋状につく | 多い。水たまりになる |
においも違います。スプレーは尿に分泌物が混じるので、普通の尿より強く、人によっては魚のようだと表現します。
床に水たまりができているなら、それは粗相です。原因も対処も別なので、トイレの外で排尿するようになったときを見てください。
なぜするのか
猫は正面から争うより、においで意思表示することを好みます。スプレーはその手段です。
起きやすいのは、こういう状況です。
ひとつは別の猫の存在です。同居の猫が増えた、引っ越し先に前の住人の猫のにおいが残っている、窓の外に野良猫が来る。相手が家の中にいる必要はありません。
発情も理由になります。避妊去勢をしていない猫では、相手を探す行動として出ます。
環境の変化も引き金になります。引っ越し、模様替え、来客、家族が増えた。猫にとっては自分の場所が脅かされた状態です。
意外なところでは、掃除に使った洗剤や芳香剤です。強いにおいが上書きの対象になることがあります。
まず確認すること
避妊去勢が済んでいるかどうかを最初に確認してください。未実施なら、それが最も大きな要因になります。
次に、体調が原因でないかを確かめます。尿に関する不調があるときも、トイレ以外での排尿が増えます。急に始まった場合は獣医に相談してください。
そのうえで、環境を見ていきます。
減らすためにできること
まず、においを残さないこと。残っていると、そこが「自分の場所」として維持されます。においの元を分解するタイプの洗剤を使ってください。香りで上書きする製品だと、猫には元のにおいが分かるので繰り返されます。
窓の外の猫が見えているなら、下半分に目隠しを貼るか、カーテンを引いてください。相手が見えなくなるだけで止まることがあります。
逃げ場と高い場所を増やすのも効きます。多頭飼いなら、猫同士が視線を外せる場所を作ります。棚の上、キャットタワー、段ボールの箱。取り合う資源が減ると、主張する必要も減ります。
環境を変えるときは、ゆっくり進めてください。家具の配置換えや新しい猫の導入は、段階を踏みます。
トイレの見直しで減る部分もあります
スプレーそのものはトイレの問題ではありませんが、トイレが足りていないことが緊張の原因になっている場合があります。
同じトイレを取り合っている、置き場所が落ち着かない、汚れていて入りたがらない。こうした状態は猫にとって資源の不足なので、主張が増えます。
多頭飼いなら、数と配置を先に見てください。猫の頭数に対して猫トイレは何個必要かに目安を書いています。
トイレがいつも片付いている状態を保てると、そこが安心できる場所として機能します。手で掃除が追いつかないなら、Litter-Robot 4 のように使うたびに片付く形にする手もあります。ただしスプレーが止まる保証にはなりません。原因が別にある場合は、そちらを先に潰してください。
掃除の仕方
垂直な面についたものは、床より見落とされます。
壁の下部、家具の脚、カーテンの裾。光の角度を変えて見ると跡が分かることがあります。範囲が分かりにくい場合は、においの強いところを中心に広めに拭いてください。
拭き取ったあとに、その場所に猫が嫌がらないものを置くのも有効です。食事の場所にすると、そこではしなくなることがあります。
よくある質問
去勢したのに続いています。 手術後に習慣として残ることがあります。その場合は環境側の原因を探してください。時間はかかりますが減っていきます。
1匹しかいないのにスプレーします。 外の猫に反応している可能性があります。窓のそばで起きていないか確認してください。
叱れば止まりますか。 止まりません。むしろ緊張が増えて悪化します。原因を取り除くほうに時間を使ってください。