高齢の猫がトイレを外すようになったら

猫トイレの補助ステップを上る高齢の猫

読了 約5分

長年きちんとトイレを使えていた猫が、外でするようになる。高齢の猫を看ていると、これはかなりつらい問題です。一度の粗相で家具が駄目になることもあります。

年齢を人に置き換えてみると、少し見方が変わります。一般的な換算では、12歳の猫は人間でいうと60代半ばにあたります。体も、感覚も、記憶も変わっていく年齢です。

これまで通りが、もう合っていない。そう考えるところから始めます。

何が起きているのか

まず、病気が背景にあることがあります。尿路の感染、糖尿病、腎臓の病気、腫瘍。変化に気づいたら、まず受診してください。

そのうえで、年齢特有の理由がいくつかあります。

関節炎

高齢の猫にはとても多いです。縁をまたぐ、跳び込む、という動作が痛くなります。そして症状が進むと動きが遅くなり、間に合わずにトイレのすぐ横でしてしまうようになります。

清潔さへのこだわりが強くなる

もともときれい好きな猫が、年をとってさらに厳しくなることがあります。片づけが少しでも遅れると使わない。

他の猫との関係が変わる

何年も一緒に使えていたのに、急に嫌がるようになることがあります。

若い猫の側が変わることもあります。入口を見張ったり、出てくるところを待ち伏せしたり。高齢の猫は争いを避けるので、その場所ごと使わなくなります。

目や耳が衰える

見えにくく、聞こえにくくなると、方向がつかめなくなります。認知機能が落ちると、場所を思い出せないこともあります。

かまってほしい

高齢の猫は寝ている時間が長く、決まった場所にいることが増えます。顔を合わせる回数が減るぶん、こちらから構ってあげるのを忘れがちです。

変えすぎないこと

よかれと思って環境を変えると、かえって悪くなることがあります。 トイレは猫にとって無防備になる場所です。置き場所が変わる、砂が変わる、他の猫が来る、スロープが付く、来客がある。どれも動揺の原因になります。 古いものを残したまま、足す形で変えてください。 そして一度決めたら、そのまま変えないでください。細かく変え続けると、猫は「ここは安全だ」と思えなくなります。

叱るのは逆効果です。本人にはどうにもならないことなので、隠れてするようになるだけです。

粗相が続くあいだは、カーペットのない場所に、一時的な居場所を用意するのも手です。ただし、猫が好きな場所であること、トイレと食事と水への道を塞がないこと、こちらが頻繁に顔を出すこと。すりガラスや網のような、向こうが見える仕切りにすると、家の気配が伝わって落ち着きます。

できること

まず受診してください。変化に気づいた時点で、行動の様子をできるだけ具体的に伝えます。治療で動きがよくなれば、それだけで止まることがあります。

トイレはとにかくきれいに保ってください。片づけの回数を増やす。質のよい砂に少しずつ替える。あるいは、自動トイレに替えてしまう。清潔さが原因ではないか、というところを先に潰しておきます。

入りやすくするのも効きます。縁の低いものにするか、スロープを足す。ここでも古いトイレは残して、隣に新しいほうを置いてください。そして古いトイレの砂をひとすくい、新しいほうに入れます。においが手がかりになります。使うようになってから、古いほうを片づけます。

猫がいる階にも置いてください。階段の上り下りが必要な場所しかないなら、猫が長くいる階にもう1つ置いてください。静かで、扉が閉まらない場所に。

その猫専用のものも用意します。数の目安は頭数+1です。全部を別の部屋に置く必要はありませんが、高齢の猫のぶんは離してください。他の猫から距離を取れる場所にあると、待ち伏せも減ります。

場所は動かさないでください。 目が見えにくくなっても、猫は家の中の大事な場所を覚えています。動かさないことが、いちばんの配慮になります。においが残っていると見つけやすくなります。

混乱が強い場合は、トイレまで連れて行くのも手です。食後や決まった時間に、こちらが誘導すると失敗が減ります。

最後に、一緒にいる時間をつくること。原因が何であっても、ここは変わりません。猫は好きでやっているわけではありません。

自動トイレを使う場合

清潔さが原因なら、自動猫トイレは効きます。使うたびに片づくので、こだわりの強くなった猫でも汚れに当たらずに済みます。他の猫との取り合いも減ります。

入りやすさは別に考えてください。Litter-Robot 4 には補助ステップがあります。取り付け方は補助ステップの取り付けガイドにまとめてあります。

導入するときの進め方も、ここまでと同じです。古いトイレを残したまま隣に置いて、猫が自分から新しいほうを使うのを待ってください。高齢の猫ほど時間がかかります。慣らし方は猫に慣れてもらうにまとめてあります。

使用回数が記録として残るので、「先週から回数が減っている」とあとから気づけます。体調が悪いかどうかまでは判定しませんが、受診のときに伝える材料にはなります。

粗相そのものについては猫がトイレを使わなくなったときに、夜だけ床でしてしまう場合はトイレは綺麗なのに、床でうんちをするにまとめました。

まとめ

  • まず受診。関節炎は治療で動きがよくなり、それだけで粗相が止まることがある
  • 変えすぎない。 古いものを残して、足す形で変える
  • 入りやすくする。同じ階に置く。専用を1つ用意する
  • 目が悪くなっても場所は動かさない
  • 叱らない。時間をつくる
この記事をシェア

この記事は Whisker(Automated Pet Care Products, Inc.)の記事(著者: Whisker)をもとに、日本向けに再構成したものです(原文を読む)。

毎日の片づけをなくす

猫が出たあと、自動で片づきます

Litter-Robot 4 は使用済みの砂を密閉された引き出しにためます。スコップを持つ回数を減らしたい方へ。

Litter-Robot 4 を見る

日本国内 送料無料 / 30日間返金保証