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自動で片づく仕組みは、待ち時間と本体の回転、そして重力の3つで成り立っています。猫が出たあとしばらく待ってから本体が回り、ふるいが固まりときれいな砂を分けて、固まりだけを下の引き出しに落とします。
この仕組みが成り立つかどうかは、入れる砂で決まります。 だから砂を選ぶときに見るところが、普通のトイレとは変わってきます。
使えるもの、使えないもの
ふるいで分けられるのは、固まった部分だけだからです。自動トイレが成り立つようになったのは1980年代に固まる猫砂が広まってからで、その経緯は猫トイレの歴史に書きました。固まらなければ、汚れが砂全体に散ったまま回り続けます。ペレットは粒が大きすぎてふるいを通りません。
シリカゲルのビーズやクリスタル系は、ふるいを通過するサイズなら使えます。 ただし色に注意してください(後述)。
植物由来の砂も使える場合がありますが、一般に固まりが弱いです。 引き出しの中で湿気がこもりやすくなるので、使うならゴミを捨てる頻度を上げてください。 ペレット状に固めてあるものは使えません。
素材ごとの特徴そのものは結局どの猫砂がいいのかと自然素材の猫砂は何が違うのかにまとめました。
何を見て選ぶか
固まる強さ
いちばん大事です。固まりが崩れると、ふるいをすり抜けて底に残ります。 そこからにおいが出て、結局本体を拭くことになります。
粒の大きさ
粒の大きさは、2つのことに関わってきます。細かすぎると、きれいな砂まで一緒に引き出しへ落ちて、減りが早くなります。逆に大きすぎるとふるいを通りません。
飛び散りの面では、同じ銘柄でも粒の大きいほうが持ち出されにくいです。飛び散り対策は猫砂の飛び散りを止めるにまとめました。
色
見落とされがちですが、砂の色は実際の不具合につながります。
白や半透明の砂は、砂の残量や、引き出しが満杯になったことを検知するセンサー(DFI)の精度に影響します。 クリスタル系に多い色です。「引き出しがいっぱいなのに通知が来ない」という形で出ます。
香り
無香のほうが向いています。においを抑える面でも無香のほうが有利ですし、香料を嫌う猫は珍しくありません。香りと猫の関係は香り付きと無香、猫はどちらを選ぶのかに書きました。
粉の量
低粉塵と書かれたものを選んでください。粉は本体の隙間に入り込みます。
固まりが弱い砂を使っているなら
猫がトイレから出てから清掃が始まるまでの待ち時間は、アプリで変えられます。 既定は7分です。
固まりが弱い砂や、質のよくない砂を使っている場合は、15〜30分に延ばしてください。 固まる時間を長くとると、崩れずにふるい分けられます。
逆に、においを早く抑えたい場合や、犬がトイレに近づいてしまう場合は、3〜7分の短い設定が向いています。設定の手順はよくあるご質問にまとめてあります。
入れる量
本体の内側に、猫砂を入れる高さの目安になる線(フィルライン)があります。そこまで入れてください。

少ないと固まりが底に貼り付いて、うまく分けられません。多すぎると掘り出して外に散ります。量の考え方そのものは猫砂はどれくらい入れればいいかに書きました。
猫砂の消費量が減るわけではないことも、押さえておいてください。取り除いたぶんを足していくのは、普通のトイレと同じです。
においが気になるときは、砂だけの問題ではない
においの出方は、頭数、砂の種類、猫の食事、そして引き出しを空ける頻度で変わります。
砂を替えても収まらないなら、次の順で試してください。
- 砂を全部入れ替える
- 3か月に1回程度、本体を分解してしっかり洗う
- カーボンフィルターや消臭トラップを交換する
掃除の手順は自動猫トイレの掃除に、においの仕組みは猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないかにまとめました。
いま使っている砂を続けられるか
続けられるなら、そのほうがいいです。固まるタイプで、粒がふるいを通るサイズなら、たいていそのまま使えます。
猫は砂が変わることに敏感です。本体と砂を同時に変えると、慣らしの負担が二重になります。 替える必要があるなら、先に砂だけ切り替えておいて、落ち着いてから本体を導入するほうが確実です。手順は猫砂を切り替える時期とやり方にあります。
まとめ
- 固まるタイプが必須。 粘土系クランピングが基本
- 固まらない・ゆるく固まる・新聞紙・木製ペレットは使えない
- 細かすぎると砂ごと落ち、大きすぎるとふるいを通らない
- 白や半透明の砂は満杯検知の精度に影響する
- 固まりが弱いなら、待ち時間を15〜30分に延ばす
- 本体と砂を同時に変えない。替えるなら砂を先に