読了 約4分
毎日きちんとすくっている。それでも、ふとした瞬間に臭う。
猫と暮らしていると、たいてい一度はこの状態になります。ここで多くの人は「掃除が足りないのだろう」と考えて、回数を増やします。ただ、増やしても変わらないことがあります。
そういうときは、掃除の頻度ではなくトイレそのものの形を疑ったほうが早いです。臭いの広がり方は、トイレの構造にかなり左右されます。
臭いに効くのは、この4つ
1. 排泄物が空気に触れている面積と時間
いちばん大きいのはこれです。
開放型のトイレは、猫が使った瞬間から次に掃除するまで、ずっと中身が空気に触れています。砂をうまくかけられない猫だと、その間ずっと臭いが広がります。
囲いのあるトイレは、少なくともその面積を減らせます。ただし狭い囲いは別の問題を起こします。猫は広いほうを好む傾向があり、窮屈だと中で向きを変えられず、縁をまたいで用を足すようになります。囲うなら、広さは削らないこと。
2. 廃棄部が密閉されているか
すくい取った排泄物をどこに入れるか。ここが意外と見落とされます。
自動トイレの多くは下や横に廃棄用の区画を持っていますが、密閉性は製品によってかなり違います。ここが甘いと、せっかく分離しても臭いだけが上がってきます。
買う前に見るなら、廃棄部にふたがあるか、ふたと本体の合わせ目がどうなっているかを確認してください。
3. 消臭部材を入れる場所があるか
臭いを「広げない」だけでなく「その場で減らす」仕掛けがあるかどうかです。
代表的なのはカーボンフィルターで、廃棄部の内側に入れて使います。Litter-Robot 4 には専用のフィルターのほか、廃棄ドロワーに入れる OdorTrap という部材もあります。
消耗品なので、交換できる設計かどうかも合わせて見ておくとよいです。
4. 片づくまでの時間
自動トイレがニオイに効く理由は、消臭剤が入っているからではありません。使われてから片づくまでの時間が短いからです。
Litter-Robot 4 は猫がトイレから出ると動き出し、クリーニングサイクルは約2分で終わります。砂をかけない猫でも、排泄物が空気に触れるのは片づくまでの短い間だけです。
留守の間もこれが繰り返されるので、帰宅して玄関を開けた瞬間の臭いが変わります。
避けたほうがよい形
開放型で、窓際や日の当たる場所に置いてある。 熱で臭いが立ちます。置き場所については狭い家で、猫のトイレをどこに置くかにまとめました。
小さすぎる。 猫が縁から外してしまい、砂の消臭力が働く前に床が汚れます。
古いプラスチック。 細かい傷に尿がしみ込み、洗っても戻らなくなります。何年も使っているものが急に臭い出したら、これを疑ってください。
廃棄部の密閉が甘い。 上で書いたとおりです。
日本の住まいでは、もう一段効く
日本の住宅は気密が高く、部屋数も限られます。トイレの置き場所が洗面所や玄関まわり、あるいはワンルームなら居室そのものになりがちです。
つまり、同じトイレでも臭いが滞留しやすい条件で使うことになります。海外の記事でも「囲い」は勧められていますが、日本の住まいではより効果を感じやすいでしょう。
換気で逃がすにも限界があるので、まず構造で減らすほうが現実的です。マンションでの対策はマンションで猫のトイレが臭うときに詳しく書いています。
猫にとっての臭いも忘れない
人が気づく臭いを、猫はもっと強く感じています。
そして汚れたトイレの臭いは、猫がそのトイレを使わなくなる理由になります。臭い対策は、快適に暮らすためだけでなく、粗相を防ぐためにも必要です。使わなくなったときの見方は猫がトイレを使わなくなったとき、まず確かめることにまとめました。
まとめ
トイレを選ぶときに見るのは、囲いの有無、廃棄部の密閉、消臭部材を入れられる場所、そして片づくまでの時間です。
掃除の頻度を上げても変わらないなら、構造のほうを疑ってください。
猫砂でできる対策は結局どの猫砂がいいのかに、臭いの元そのものについては猫の尿がきついニオイになる理由に書いています。