読了 約4分
猫を初めて迎えると、うんちの回数が多いのか少ないのか判断がつきません。
目安からいうと、健康な成猫は1日に1〜2回です。ただしこれは平均の話で、同じ猫でも、食べるものや運動量によって回数は変わります。
大事なのは回数そのものより、その猫にとっての「いつも」から外れたかどうかです。
年齢で変わります
まず押さえておきたいのがここです。子猫と高齢の猫では、どちらも健康であっても回数が違います。
| 年齢 | 1日の回数 | 背景 |
|---|---|---|
| 子猫 | 2〜4回 | 消化が速い。離乳食に移る時期は形も回数も変わる |
| 成猫 | 1〜2回 | 安定している時期。急な変化が分かりやすい |
| 高齢の猫 | 1回か、それ以下 | 代謝が落ち、腸の動きもゆっくりになる |
子猫の回数が多いのは異常ではありません。逆に高齢の猫が2日に1回でも、それがその猫の平常なら慌てる必要はない。
食事でも変わります
水分の多い食事ほど回数が増えます。ドライフードだけの猫と、ウェットフード中心の猫では、量も形も違います。
食事を切り替えた直後も一時的に乱れます。急に全部変えると下痢や便秘が起きやすいので、数日かけて混ぜながら移すほうが安全です。
繊維の量も効きます。繊維が多い食事は回数と量が増え、少ないと固くなって間隔が空く。フードを変えたあとに回数が変わったなら、たいていこれが理由です。
水を飲めているか
水分が足りないと、便が固くなって出にくくなります。
置き水をあまり飲まない猫なら、流れる水のほうを好むことがあります。ドライフードが中心の場合は、食事から摂れる水分がほとんどないので、そのぶん飲み水に頼ることになります。
猫が水を飲む姿を見る機会が少ないなら、飲んだ量が分かる容器に変えて、数日見てみてください。
環境でも変わります
引っ越し、来客、同居の猫が増えた、模様替えをした。こうした変化のあとに回数が減ることがあります。
トイレそのものが原因のこともあります。汚れていて入りたがらない、置き場所が落ち着かない、砂の感触が変わった。この場合、うんちだけトイレの外ですることが多いので、トイレは綺麗なのに床でうんちをするを合わせて見てください。
見ておきたいのは、回数だけではありません
毎日の掃除のときに、次の3つを何となく見ておくと変化に気づけます。
回数。形(固すぎないか、ゆるすぎないか)。色。この3つが、その猫の平常からずれていないか。
毎日記録する必要はありません。「今日はいつもと違う」と思えるだけの感覚が積み上がっていれば十分です。
獣医に相談したほうがいい目安
次のような場合は、様子を見るより相談したほうが早いです。
2日以上出ていない。下痢が2日以上続く。血が混じる。トイレに入るのに出ない状態が繰り返される。うんちの異常に加えて、食欲が落ちている、元気がない。
判断に迷ったら相談してください。ここに書けるのは一般的な目安までで、その猫の状態を見られるのは獣医だけです。
自動トイレだと変化に気づきやすい
うんちの回数は、毎回トイレを覗かないと分かりません。日中家にいなければ、なおさらです。
自動で処理するタイプのトイレでは、固まりが引き出しにたまります。掃除のときにまとめて見ることになるので、数が増えた、減った、という変化に気づきやすくなります。 Litter-Robot 4 もこの形です。
ただし気づくのは飼い主です。引き出しを開けたときに見る、という手順が要ることは変わりません。
よくある質問
1日3回出ていますが多すぎますか。 その猫にとってそれが続いているなら、多いとは限りません。急に3回になったのなら、食事か環境の変化を疑ってください。
丸1日出ていません。 成猫で1日空くことはあります。2日を超えたら相談してください。子猫の場合はもっと早く相談したほうが安全です。
急にくさくなりました。 最も多い原因は、食事の変化です。それ以外なら、砂の交換が追いついていない可能性もあります。猫砂の交換頻度も合わせて確認してください。