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子猫を迎えると、決めることが山ほど出てきます。トイレのしつけ、先住猫との顔合わせ、そしてトイレそのもの。売り場には「子猫用」と書かれた小さなトイレが並んでいますが、じつはここが最初の分かれ道です。
小さいうちだけ使えるものを買うと、数か月で買い直すことになります。しかも猫は習慣の動物なので、トイレが変わること自体を嫌がります。できれば最初から、大人になっても使える大きさのものを選んでください。 ただし、子猫でも入れるように縁は低くなければいけません。大人まで使える大きさと、子猫が入れる低さ。この両方を満たすものを探します。
買う前に考えておくこと
いくつか確かめておくと、あとが楽になります。
その子猫は、これまでにトイレを使ったことがあるか。母猫や兄弟と過ごしていたなら、砂で用を足すことは覚えています。大人になったらどのくらいの大きさになるか。開いたトイレと囲われたトイレ、どちらにするか。トイレは何個要るか。そして、どこに置くか。
置き場所の考え方は狭い家で、猫のトイレをどこに置くかに、囲うかどうかはフード付きの猫トイレを猫は嫌がるのかにまとめてあります。
大きさの目安
獣医師がすすめる大きさは、猫の体長の1.5倍以上、幅は 38cm 以上です。猫は中で掘り、向きを変え、埋める動作をします。その余裕がないと使いにくい。
「広いトイレは、ほぼ例外なく猫の好みに合う」と、獣医師の Laria Herod 氏は書いています。
月齢ごとの目安はこうなります。
| 月齢 | 大きさの目安 | 型 |
|---|---|---|
| 〜1か月 | まだトイレは使わない | 母猫が世話をする時期。周りを清潔に |
| 1〜2か月 | 30×23cm 〜 40×30cm | 縁の低い、開いたもの |
| 2〜3か月 | 40×30cm | 縁の低い、開いたもの |
| 3〜6か月 | 45×35cm | 縁の高いもの、囲いのあるもの、自動トイレも可 |
| 6か月〜1歳 | 50×40cm 以上 | 同上。活発になり、砂もよく飛ばす |
子猫は小さいですが、必ず大きくなります。最初から 38×23cm 以上のものにしておけば、数週間で買い替える羽目にはなりません。
子猫用と普通のトイレ、何が違うのか
普通のトイレでもたいてい使えます。最初の時期にいちばん大事なのは、入れるかどうかだけです。縁が高いと子猫は跳び越えられず、しつけ以前の問題になります。
一方で、子猫用の小さいものを買って、大きくなったら別のものに、という順番は遠回りです。猫は変化を嫌うので、トイレが変わるたびに慣らし直しになる。
結局、子猫のうちは出入りできて、大人になっても狭くないものが正解です。縁の低い大きめのトイレ、あるいは大きめのトイレにスロープを足す形。
見るところは4つ
安全に使えるか
ここは強調しておきます。製品の注意書きを必ず読んでください。 自動トイレを含めて、子猫や体重の軽い猫には対応していないものがあります。安価な自動トイレの中には、子猫向けの安全機構が十分でないものもあります。
Litter-Robot 4 の場合、自動で動かすには体重 1.36kg 以上が必要です。それより軽い子猫は、電源を切ったまま普通のトイレとして使い、使ったのを確認してから電源を入れて1回だけ回す「半自動モード」で使い始められます。詳しくは子猫に使ってよい猫砂に書きました。
大きさと形
見た目や置き場所の都合より、猫にとって使いやすいかどうかで決めてください。体に合った大きさで、出入りしやすい形。入りにくいトイレは、床でされる原因になります。
素材
何年も使うものなので、丈夫さは要ります。用を足したあとに砂を蹴る猫、縁を引っかく猫は多いです。
それと、表面に細かい穴のない素材を選んでください。 尿が染み込むと、洗っても取れなくなります。傷がつきやすいプラスチックは、その傷から染み込みます。段ボールや紙でできたものも、湿気とにおいを吸います。
手間
普通のトイレは、毎日固まりを取り除く作業と、数週間ごとの砂の全量交換が要ります。それが負担なら、猫が使うたびに自動で片づけてくれるトイレという選択肢もあります。子猫のうちから置いておけば、体重が足りるころには本体に慣れています。 あとから買って一から慣らすより、そのほうが楽です。
子猫のうちに気をつける砂
子猫は体が小さく、消化器も未熟で、何でも口に入れます。砂の選び方も大人とは変わります。
目を離せない時期は、固まる砂を避けたほうが安全です。飲み込むと腸を塞ぐおそれがあります。粉の立たないものを選んでください。子猫は呼吸器が弱く、粉の影響を受けやすい。香料の入ったものも避けます。においが強いと、トイレそのものに入らなくなることがあります。
少し大きくなったら、固まる鉱物系に切り替えると片づけが楽になります。素材ごとの違いは子猫に使ってよい猫砂と結局どの猫砂がいいのかにまとめました。
まとめ
- 子猫用の小さいものではなく、大人になっても使える大きさを選ぶ
- 目安は体長の1.5倍以上、幅 38cm 以上。最初から 38×23cm 以上に
- 子猫のうちは縁の低さが要る。大きめのトイレにスロープを足す手もある
- 製品の注意書きを読む。 子猫に対応していない自動トイレがある
- 表面に穴のない素材。段ボールや紙は湿気とにおいを吸う