猫トイレの洗い方。手順と、使ってはいけない洗剤

猫トイレの砂を全部出しているところ

読了 約5分

猫と暮らす以上、トイレの手入れはついて回ります。普通のトイレでも自動トイレでも、本体を洗う作業はなくなりません。

やること自体は単純です。ただ、洗剤の選び方と乾かし方を間違えると、猫が使わなくなったり、においが翌日に戻ったりします。手順と一緒に、そこも書いておきます。

始める前に

手袋をする

固まりを取るときも、砂を全部替えるときも、本体を洗うときも、使い捨ての手袋をつけてください。猫の便には、人にうつる細菌や寄生虫が含まれることがあります。

多くの人にとって深刻な問題にはなりませんが、妊娠中の方と、免疫が落ちている方は別です。 その場合は、できれば家族に代わってもらってください。

スコップは使いやすいものを

握りやすくて、目が細かすぎず粗すぎないもの。きれいな砂はふるい落とせて、固まりは逃さない幅が要ります。使いにくいスコップだと、片づけが億劫になって間隔が空きます。

洗剤は無香で、猫に安全なものを

猫の尿のにおいには、酵素系のクリーナーが効きます。尿のたんぱく質や尿酸塩そのものを分解するからです。

香料の入ったものは避けてください。 猫は人よりずっとにおいに敏感で、掃除のあとに嫌な香りが残っていると、そのトイレを使わなくなることがあります。

使ってはいけないもの

家庭用の洗剤には、猫にとって有害な成分が入っているものがあります。ラベルに次のものがあれば、トイレには使わないでください。

塩素系漂白剤、アンモニア、イソプロピルアルコール、過酸化水素、「フェノール」とつく成分、グリコールエーテル、ホルムアルデヒド。 塩素系は、においが強まって猫がその場所をトイレと認識し直すことがあります。しかもクエン酸などの酸性のものと混ぜると有毒ガスが出ます。同時に使わないでください。

洗う手順

用意するのは、手袋、スコップ、ゴミ袋、布かウェットティッシュ、猫に安全な洗剤。これだけです。

  1. 砂を全部出す。手袋をつけて、固まりと便を取り除きます。本体を洗うときは、残りの砂も別の袋に全部出します
  2. 洗剤をかけてこする。酵素系のクリーナーか、猫に安全なスプレーを吹きかけます。尿のにおいには酵素系のほうがよく効きます
  3. すすぐ。洗剤の残りがないよう、しっかり流します
  4. 乾かす。キッチンペーパーか布で、隅まで拭きます
  5. 新しい砂を入れる。深さは 5〜7cm が目安です

すすぎ場所は、お風呂場や屋外だと作業しやすい。台所のシンクを使う場合は、終わったあと1分ほど水を流しておいてください。 砂の粉が配管に残ると詰まる原因になります。洗面台よりは台所のほうが配管が太いので、そちらのほうが向いています。

乾かすところは飛ばさないでください。湿ったままだと新しい砂が底に貼りついて、翌日にはにおいが戻ります。 急いでいる日ほど、ここを飛ばしがちです。量の考え方は猫砂はどれくらい入れればいいかに書きました。

頻度の目安

固まりを取るのは毎日

普通のトイレなら、固まりと便を取るのは毎日です。トイレの数は頭数より1つ多く。1匹なら2つ、3匹なら4つ。

なぜ毎日かというと、汚れたトイレを猫が我慢するからです。救急医療の獣医師が説明しているところによると、汚れたトイレに入りたくない猫は、1日に2〜3回の排尿を1回に減らすことがあります。そうなると尿が濃くなり、赤血球や粘液、結晶が増えて、膀胱炎や尿路の病気につながります。清潔なトイレは、快適さの話ではなく健康の話です。

砂の全量交換は2〜4週間に1回

頭数、猫の使い方、砂の種類で変わります。アンモニア臭がしてきたら、もう替えどきを過ぎています。できればその前に。

頭数が多いほど早くなりますし、固まらない砂は尿の塊を取り除けないぶん、もっと早く来ます。詳しくは猫砂はどのくらいの頻度で替えるのかにまとめました。

本体を洗うのは1〜3か月に1回

砂だけ替えて本体を洗わない、というのは避けてください。自分のトイレと同じで、器そのものを定期的に洗います。頭数と猫の散らかし方によりますが、少なくとも1〜3か月に1回。

洗ってもにおいが取れないなら、プラスチックの細かい傷に染み込んでいます。それは洗い方ではなく、本体の寿命です。においが本体から出ているのか砂から出ているのかの見分け方は猫のトイレの消臭、何が効いて何が効かないかに書きました。

洗っている間のにおいがきついとき

窓を開ける、換気扇を回す、扇風機で空気を動かす。それだけでも違います。においそのものを減らすなら、においを抑える力の強い砂に替えることと、こまめに片づけることの2つが効きます。

自動トイレの場合

毎日のスコップ作業がなくなります。ふるい分けて固まりだけを引き出しに落とすので、砂の全量交換も間隔が延びます。

ただし、本体を洗う作業は残ります。Litter-Robot 4 の場合、ドームの中を拭くのが1〜3か月ごと、分解して洗うのが3か月に1回程度。ベース、グローブ、ボンネット、引き出しが分かれる作りなので、手は届きます。手順は自動猫トイレの掃除にまとめました。

まとめ

  • 手袋をつける。 妊娠中の方と免疫が落ちている方は、できれば人に代わってもらう
  • 洗剤は無香で酵素系。塩素系、アンモニア、アルコール、過酸化水素は使わない
  • すすいだら乾かしきる。湿ったままだと翌日ににおいが戻る
  • 台所のシンクを使ったら、あと1分水を流す
  • 毎日固まりを取る。汚れたトイレを我慢すると、尿が濃くなって病気につながる
  • 全量交換は2〜4週間、本体を洗うのは1〜3か月に1回
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この記事は Whisker(Automated Pet Care Products, Inc.)の記事(著者: Whisker)をもとに、日本向けに再構成したものです(原文を読む)。

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